来院の動機

当院来店前に病院にて腰椎椎間板ヘルニアと診断され、その後、接骨院や整骨院、整体、カイロプラクティックなど色んなところへ通い続けたが改善が見込まれなかったため、当院へご来店される。

初期症状

独歩にて左足をかばうように辛そうに来店される、状態として身体を後ろへ傾けると左腰の痛みと左側の臀部からふとももの裏までしびれが出現し神経症状が見受けられる。

立ち上がりや立位は特に痛みを発することはないが、歩行時にて左腰に激痛が走る状態。

問診・検査

問診にて、過去にギックリ腰を経験し軽度の腰痛を繰り返すことがあったものの、整骨院で電気治療のみ行なっていたとのこと。ここ３ヶ月前から起床時の左腰の痛みと歩行時にて左腰から臀部、ふとものの裏までのしびれが出現するようになったとのこと。日常生活ではお茶とコーヒーが主で水のみの摂取が非常に少ない状況。

ベッド上にて仰向けにて検査を開始。左側の腸腰筋、多裂筋、梨状筋、腰方形筋、臀部に筋肉の緊張を認めるも、仰向けの状態では左腰や臀部からふともも裏のしびれはないような状況。ベッド上仰向けからの起き上がり時にて左腰に激痛が走る状態。

治療経過

初回治療において、歩行時の左腰の痛み、臀部からふともも裏のしびれの改善を目的として、左側の腸腰筋、多裂筋、梨状筋、腰方形筋、臀部の筋肉の緊張を柔らげることで、起き上がりや身体を後ろへ傾けることが可能となり、歩行時の左腰の痛み、臀部からふとももの裏のしびれも緩和され、初回施術後にて独歩にて痛みがないような状態まで回復。

ここから本格的な治療を施し、問題となっている筋肉や内臓のセルフケアを指導。数週間後、２回目ご来店された際には左腰の痛み、臀部からふとももの裏のしびれは改善されているものの、左腰にわずかに違和感が残る程度まで回復している。

院長コメント

今回、病院にて腰椎椎間板ヘルニアと診断され、しびれなどの神経症状まで呈していました。

腰椎椎間板ヘルニアになる前には、腰椎が滑り分離された状態から引き起こることが非常に多い。神経症状が出現する前に早期に対応すればここまで悪化することはなかったと感じています。

腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨（椎間板）が変性し、組織の一部が飛び出すことをいいます。その原因としては、運動やスポーツによる過度な負担もありますが、多くの場合は日々の生活の中での姿勢の悪さや加齢による椎間板変性などが原因になります。

腰椎椎間板ヘルニアを予防する一番大切なことは、日常生活を見直すことが非常に重要になります。腰痛が呈すほとんどの方は体重に見合った水を飲んでいません。実は筋肉の８０％は水でできていますので、水を飲まないと筋肉が硬くなり、その状態で筋肉をストレッチしたり、揉みほぐしたりしても、残念ながらすぐに元の状態に戻ってしまいます。

また水を飲むことで代謝力を高めることが可能で、水分摂取が足りないと、必然的に代謝力が低下し、体温の低下や血流の低下を招きます。当院は身体の施術やセルフケアの指導だけではなく、我々の身体は食べたものや飲んでいるものでできているため、どんな日常生活を送っているか、必ずカウンセリングにてヒアリングさせていただいております。