症例報告
腰部脊柱管狭窄症の症例報告

80代 女性 無職
来院の動機
当院来店前にて5年前に整形外科にて腰部脊柱管狭窄症と診断を受ける。手術歴はないものの湿布や痛み止め、リハビリ、整骨院や整体、カイロなど様々なところへ通っていたが、一向に改善はされず、当院ご来店される。
初期症状
独歩にてご来店される。身体状況として身体を後方へ倒す際に右腰から右臀部までの痛みとしびれを呈しており苦痛な表情が見受けられる。特に、身体を後ろへ倒す際や立ち上がりや歩く際に同様な症状があるとの訴えが聞かれる。
問診・検査
問診にて、5年前に整形外科にて腰部脊柱管狭窄症との診断を受ける。過去に様々なところへ通っていたが一向に改善されないことに不安を感じており、手術も視野に入れてきたが、恐怖心と年齢のこともあり家族にも反対されている状態。
日常生活では水分はお茶が主で水のみの摂取はコップ1杯程度とかなり少ない状況。ベッド上仰向けにて細かく身体の検査を開始。右側の腸腰筋(ちょうようきん)、多裂筋(たれつきん)、梨状筋(りじょうきん)、大臀筋(だいでんきん)、大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)の筋肉の緊張を認め、逆に内転筋(ないてんきん)、内側ハムストリングスの筋力低下を認める。
治療経過
初回治療において、身体を後ろへ倒す際の痛みの軽減と可動域拡大を目的として、右側の腸腰筋、多裂筋、梨状筋、大臀筋、大腿筋膜張筋の筋肉の緊張を柔らげることで、身体を後ろへ傾けることが可能となる。
長年蓄積された骨盤や脊柱の硬さが残存していたため、ここから本格的に当院独自の身体調整法を行ったあと、さらに身体を後ろへ倒した際に可動域の拡大を認める。
数週間後にご来店された際には日常生活を過ごす上で痛みやしびれがあまり気にならない程度まで回復している。
院長コメント
今回、5年前に整形外科にて腰部脊柱管狭窄症と診断を受けたが、どこに行っても一向に改善されないことをとても残念に思います。
腰部脊柱管狭窄症は脊椎(せきつい)にある脊柱管(せきちゅうかん)という神経を囲んでいる管(かん)が狭窄(きょうさく)することで発症し、通常では加齢に伴って発症することが多いです。
また、特徴として間欠性跛行(かんけつせいはこう)といい、歩いているとだんだんと足がしびれたり、痛くなったりして、身体を前屈みになり休むことで数分で回復するのが特徴です。
腰部脊柱管狭窄症と診断を受けるまで、当院をご来店されるほとんどのお客様は過去にと腰椎すべり症や腰椎分離症(ようついぶんりしょう)と診断を受け、経過とともに腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんへるにあ)へ移行したあとに腰部脊柱管狭窄症と診断される方が非常に多くあります。
今回の症例もそうですが、腰痛を発症するほとんどの方が体重に見合った水を飲んでいないことが多い。お茶やコーヒーを水分と勘違いしている方も多いが、嗜好品に過ぎない。
その理由として、そもそも人の身体の約60〜70%は水で構成されています。また、筋肉の80%は水分でできていますので、体重に見合った水分が少なくなると、必然的に代謝の低下を招き、血流低下を引き起こし、筋肉に十分な酸素を取り込めなくなるため、筋肉の硬化(こうか)が起こり、腰の痛みを引き起こします。
そこから酷くなれば腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を引き起こし、坐骨神経痛へ移行し症状の悪化へ繋がります。
また、お茶やコーヒーには利尿作用があり、腎臓機能の低下を引き起こします。腎臓の機能として、血液を濾過(ろか)し毒素や老廃物を尿として排泄する機能が備わっている。
腎臓は腰痛に関連する、大腰筋(だいようきん)、腹横筋(ふくおうきん)、腰方形筋(ようほうけいきん)といった腎筋膜性(じんきんまくせい)の腰痛になることがあるので、体重に見合った水分が必要になってくきます。
当院は身体の施術やセルフケアの指導だけではなく、我々の身体は食べたものや飲んでいるものでできているため、どんな日常生活を送っているか、必ずカウンセリングにてヒアリングさせていただき、当院独自の身体調整法にて症状の改善に向け全力で取り組んでおります。
是非、一度、王子 整体 腰痛専門 てぃ〜だへお越しください。
※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。