症例報告
肩の痛みの症例報告

30代 男性 ドライバー
来院の動機
当院来店数日前に整形外科にて受診するものの、レントゲンに異常はなかったことから、湿布や痛み止めを処方される。しばらく様子を伺っていたが、一向に改善されず、当院へ来店される。
初期症状
右肩関節の痛みを訴えており、歩く際に右肩にだるさと痛みが発するとの訴えが聞かれる。
日常生活においては特に大きな問題は見受けられていなが、状態として肩関節屈曲(肩を前から上へ挙げる)、肩関節外転(肩を横から上へ挙げる)時にて重だるさと痛みが現れ、関節可動域制限が見受けられる状態。
問診・検査
問診にて、肩がだるいような症状は過去にあったものの、このような肩の重だるさと痛みは一度もなく、歩行中に現在の重だるさと痛みになったことは一度もないとのこと。
日常生活では普段の飲み物はコーラやコーヒーが主で、水のみの摂取がほとんどないような状態。
ベッド上にて仰向けにした状態で、重力の影響を受けない姿勢になっても、特に外転時の痛みが誘発される。筋肉の状態として、右側の胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋上部繊維、大胸筋、小胸筋、三角筋、上腕二頭筋、腕橈骨筋の筋肉の緊張を認める。
治療経過
初回治療において、歩行時の肩関節の痛みの改善と可動域拡大を目的として、右側の胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋上部繊維、大胸筋、小胸筋、三角筋、上腕二頭筋、腕橈骨筋の筋肉の緊張を取り除く。
その後、肩甲骨周囲、特に前鋸筋、肩甲下筋の筋力低下を認め、ほとんど可動していない。当院が取り入れている関節トレーニングで肩甲骨周囲の筋肉を働かすこと、歩行時の痛み軽減、関節可動域拡大が見受けられる。
ここから本格的な治療を施し、問題となっている筋肉や内臓のセルフケアを指導。2回目来店された際にはほぼ痛みはなく、歩行時の肩の重だるさや痛みがない状態まで回復。
院長コメント
今回、整形外科でレントゲンを撮っても特に大きな異常は見受けられませんでした。
肩の痛みの原因として、肩関節周囲炎(五十肩)、肩蜂下炎(けんぽうかえん)、インピジメント症候群、腱版断裂(けんばんだんれつ)と様々で、今回の症例に関しては臨床所見にて診断はされていませんがが、レントゲンに異常がなければ診断されないケースがほとんどになります。
年齢を重ねて痛みを放っておくと、間違いなく診断がつくケースが多い。当院は身体の施術やセルフケアの指導だけではなく、我々の身体は食べたものや飲んでいるものでできているため、どんな日常生活を送っているか、必ずカウンセリングにてヒアリングさせていただいております。
※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。